こんにちは
クローバーです^^
今回の引き寄せの法則と潜在意識の法則は
人間学で「努力と挑戦心で人生を切り開く」です。
【目次】
人間万事塞翁が馬
今回のお話は致知2018年11月号から
証券会社大手の「大和証券」で
優秀な社員に贈られる「社長賞」を
なんと18回も受賞し「伝説の営業」と称される
「藤井政子さん」のお話からの内容です。
藤井さんは元も愛知県内の公務員として働いていましたが、
退職する時に退職金を先物取引の勧誘にされ、
よく分からないまま預けてしまって
その「追証(おいしょう)」が160万円でたそうです。
追証とは簡単に言えば
追加で担保の差し入れが必要となった状況。
という事だそうです。
スミマセン、私自身は株などをやったことがないので
まったく分かりません^^;
というくらいの状況の時に
先物取引の勧誘をされて、大きな損失が出て
160万円支払わなくてはいけなかった。
という事になりますね^^;
そのような状況から
藤井さんは「働かなくてはならない状況」になり、
たまたま見つけた「山一証券」の求人に応募し、
証券業の世界に入ったのです。
「人間万事塞翁が馬」という言葉がありますが
まさにその言葉通りになったのです。
私自身の話で恐縮ですが
私自身も引き寄せの法則や潜在意識の法則を学び、
実践し始めてから2019年の時点で10年くらいになりますが
このように始めは「厳しい状況」や「つらい環境」だったとしても
それが返って「のちの良い環境になる」という事を
多々経験しています。
ですから、少し話は逸れてしまいますが
もし、あなたが今、厳しくツラい状況だったとしても
「あなた自身」と「素晴らしい未来」を
信じていて欲しいのです。
そうすることで
あなたの人生は素晴らしい方向へと
導いてあげることができるでしょう^^
話を戻しますが、
藤井さんがその後「伝説」と称されるまでに
どのような営業方法をしていたのでしょうか?
新卒社員ならいろいろな研修を受けられたでしょうケド、
中途採用の藤井さんは「とにかく現場に出て試行錯誤」を
しなくてはいけなかったのです。
そして「自分独自の営業手法」を
編み出さなくてはいけなかったのです。
そこで営業成績を上げるために意識していたことは
「藤井政子という人間から商品を買いたい」と思っていただけるかを
常に意識していたのです。
【大宮氷川神社の猿田彦大神の石碑】
商品を買いたいと思ってもらえる人になるには
それは次のような感じです。
具体的には、自分の会社の社長の人柄、
歴史や社是、社会貢献活動などを伝えて、
お客様に「この会社はちょっと違うかもしれないな」と
思っていただけるよう意識する営業です。
また、自分自身を売り込むというのは
「私はこういう人間です」と直接伝えるのではなくて、
お客様に向き合う態度とか、
営業の頻度やアプローチの仕方などを通じて、
「藤井さんはこういうスタンスで営業する人なんだ」ということを
分かってもらえるように心掛けました。
(引用:致知2018年11月号)
「商品を売り込む」というよりも
「会社」や「自分自身」を売り込むということを
意識して営業されたということです。
この営業方法を確立したのは
入社2年目の事だったと言いますが
1年目から成績は良く「新人賞」を受賞し、
先ほどの営業方法を確立してからは
更に成績を伸ばしていき「社長賞」「優秀賞」など
毎年何かしらの賞を受賞していったのです。
そのまま順風満帆に行くかと思いきや、
お気付きの人も多いと思いますが
「山一証券」は1997年11月24日に
経営破綻することになるのです。
野村證券、大和証券、日興證券と共に
「四大証券」の一社でもあった山一證券は
「平成不況のシンボル」のような形で
多くの人の記憶に残ることになるのです。
私自身の話で恐縮ですが、
私がまだ学生の頃の出来事でしたが
当時は「野澤正平さん」という名前は知りませんでしたが
「社員は悪くありませんから!」という会見が
テレビで繰り返し放送されていたのを記憶しています。
その自主廃業が報道されると
お客さんが支店に殺到することになったのは
言うまでもないことでしょう。
藤井さんもお客さんから預かったお金を
一人一人に返して行くという
厳しい仕事が3か月続くことになるのです。
そんな厳しい中でも
ある農業協同組合の組合長さんが
藤井さんに優しい言葉を掛けてくれたり、
別の証券会社に行くのであれば
「うちのお金を手土産にするといい」と言ってくれたそうです。
別の証券会社で働くのであれば
そのまま「藤井さんのお客さん」として
契約してくれるという事ですね。
厳しい状況にあった時に
そのように力になってくれる人がいるという事は
どんなに助けられた気持ちになる事でしょう。
そして、その人の後押しもあり、
大和証券に勤めることにしたそうなのですが、
ここでも素晴らしい出会いがあったのです。
【大宮氷川神社の神池】
人との出会いの重要性
先ほどもお話しましたが
「山一證券」と「大和証券」は共に「四大証券」として
しのぎを削っていた間柄ですので
藤井さんにとってもライバル企業に勤めるのは
心苦しい選択だったという事です。
そんな感情を払拭してくれたのが
大和証券名古屋支店の支店長さんだったのです。
その支店長さんと初めての面談の時に
3月上旬なのにも関わらず、かなり雪が降って
約束の時間に遅れてしまったそうなのですが、
その雪の中を支店長さんが自ら傘をさして
店舗の前で待っていてくれたのです。
今の時代でこそスマホや携帯電話は当たり前ですが
当時では当たり前ではない時代だったのでしょう。
その支店長さんは
藤井さんにアクシデントがあったのではないかと心配して
肩が雪でぬれてしまっている状態でも
外で傘を差しながら藤井さんを待っていてくれたのです。
その姿に心を打たれた藤井さんは
「大和証券で働く!」と覚悟を決めたのです。
名古屋支店で働くことが正式に決まると
先ほどの農業協同組合の組合長さんが
他の金融機関に預けていた資産も託してくれたので
名古屋支店は一気に成績が上がり
社長賞をもらうなど順調に進んでいったのです。
大手証券会社の支店長さんほどの管理職ではないですが^^;
私自身もいわゆる「中間管理職」にありますので
「人材」の重要性は多少なり分かっているつもりではありますので
支店長さんが雪の中で藤井さんを待っている気持ちは
よく分かります。
支店長さんは出向いてはいませんが
「三顧の礼」などの言葉もあるように
目上の人が礼を尽くすという事がどれだけ重要か
分かるエピソードではないでしょうか。
私自身も自分を振り返ってみて
部下に対して礼を尽くすことができているかを
確認する良いきっかけになりました^^
(全然、出来ていませんでした^^;)
その支店長さんのおかげで気持ちも吹っ切れて
仕事も最初から順調に進んでいたのですが、
またも藤井さんを厳しい状況が襲います。
藤井さんを後押ししてくれていた組合長さんが急逝し、
ITバブル崩壊などの煽りもあり、
後任に人が株や証券をすべて売却したのです。
その結果、毎月のように億単位の出勤が続いたのです。
その逆境を乗り越えられたのは
上司や同僚が厳しい状況の藤井さんを横目で見るのではなく
「今こそみんなの力でカバーしよう!」と言ってくれたのです。
そして、周りの人たちが
藤井さんの出勤の穴を埋めようと
頑張ってくれている姿を見て
藤井さん自身も再びスイッチが入ったのです。
そして、一人一人のお客さんと堅実に向かい合い、
10年以上掛かりましたが退職する時までには
170億円くらいのお金を預かっていたのです。
その過程で18回もの「社長賞」という結果を得たのです。
「藤井政子流」一流の営業員になるには
素晴らしいというか
「凄まじい」成績を残した藤井さんですが、
藤井さんが考える一流の営業員になるために大事なことは
1つ目が「人として誠実であること」
2つ目が「何事も前向きにとらえるプラス思考」
3つ目が「気付く力・時間管理・事前準備」
という事です。
3つ目が3つあるのは「技術的な部分」という事です。
この中でも「気付く力」というのが
営業員にとってとても大切だと言います。
この「気付く力」について藤井さんは
次のようにお話しています。
例えばお客様と面談した時に、
応接室に飾ってある絵や骨董品、使っているマグカップなどから、
その方の好み、会社の雰囲気に気づいてそれに対応していきます。
ですから、ただボーっと商売の話だけしている人より
成長していきますし、結果も出していきます。
他にも「事前準備」で言えば
営業に行く前にはお客様のことを徹底的に調べたり、
講義や研修などの時には必ず鏡の前で練習したりするのです。
私を含めて、
営業職や何かしらの販売や接客業などを含め
「業績を伸ばしたい」と思っている人たちで
ここまでしっかりできている人はどれだけいるでしょうか。
私自身は本当に反省すべき事ばかりです^^;
「藤井さんは伝説の営業員だから」
と言ってしまう事も出来ますが、
藤井さんは「最後はやっぱりひたむきな努力」
という事を言っています。
ひたむきな努力は誰かが見てくれていて、
必ず報われると信じています。
一つひとつの仕事に丹誠を込めて向き合って、
常に自分を磨き高めようと努力すれば
必ず相手の方に通じるんです。
時には頑張っても頑張っても結果が出ない。という事や
悔しい思いをしたり、厳しい状況になったりすることもありますが
「ひたむきな努力は必ず報われる」と
「伝説の営業員」がおっしゃっているだけでも
努力する意味が見出せてきたのではないでしょうか。
「人として誠実であること」「プラス思考」
「気付く力・時間管理・事前準備」という事を
私自身も日々、意識しながら
仕事に真剣に向かい合って行こうと思います^^
そして、それを継続できるようにすることも
重要な事でもありますね。
私の願いの一つに
「このブログを通じて多くの人人を成功と幸福に導く」
というモノがあります。
あなたが今回のお話から何かを得られ、
あなたの望んだ人生を得ていただくことが
私の願いでもあるのです。
という感じで今回はこのあたりで失礼します。
【龍神のパワースポット】大宮氷川神社の神池~Hikawa-jinja Shrine~
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