引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

引き寄せの法則や潜在意識で学んだ事を記録して行きます

古事記の世界【国譲り神話】

 こんにちは

クローバーです^^

 

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【大国主様と少彦名様をお祀りする神田神社】

 

今回の古事記の世界は「国譲り神話」です。

 

 

【目次】

葦原中津国に関心を向ける天津神

 

前回のお話はオオクニヌシ様が

スクナビコナ様、オオモノヌシ様の力を借りて

国造りを完成させる内容でした。

 

前回のお話はコチラです

古事記の世界【大国主(オオクニヌシ)様の国づくり】 - 引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

 

国造りがほぼ完成に近づいた頃に

高天原(天上界)のアマテラス様が

 

葦原中津国(地上)に関心を向けたのです。

 

アマテラス様が「葦原中津国(地上)は我が子、

天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)が

治めるべき国である」と言われます。

 

そして、アメノオシホミミノミコトを

地上に天降らせることにします。

 

アメノオシホミミ様は天浮橋から

葦原中津国を見て「ひどく騒々しい」と言って

葦原中津国には降らずに高天原に戻ります。

 

そして、そのことをアマテラス様に

報告するのです。

 

ちなみに、

天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)は

アマテラス様とスサノオ様が

「誓約(ウケイ)」をした時に誕生なされた神様です。

 

天之菩卑能命(アメノホヒノミコト)
天津日子根命(アマツヒコネノミコト)
活津日子根命(イクツヒコネノミコト)
熊野久須毘命(クマノスビノミコト)

と共に「アマテラス様の勾玉」からお生まれになったので

アマテラス様のお子神様という事です。

 

中でも、アメノオシホミミ様は

五皇子の中の「長男」という事になります。

 

アマテラス様とスサノオ様による

「誓約(ウケイ)」に関しての詳しい記事は

コチラです

>>古事記の世界【アマテラス様とスサノオ様の誓約(うけい)神話】

 

話は戻りますが

アメノオシホミミ様からの報告を聞き

アマテラス様とタカミムスビ様は

「天安河(あめのやすかわ)」の河原に

八百万の神々様を集めます。

 

そして八百万の神々様に

葦原中津国は荒ぶる国津神が

多くいると思われるので、

誰を派遣して説得しようか。

という相談をします。

 

国津神とは簡単に言えば

「地に現れた神々様の総称」です。

 

スサノオ様やその子孫のオオクニヌシ様も

「国津神」となされてます。

 

また「天孫降臨以前に地に降りた神様」

という説あります。

 

このあたりのお話は

今回の「終わりに」の部分で話していきます^^

 

いずれにしても

「荒ぶる国津神を説得する」

というような内容の話し合いをします。

 

アメノホヒ様の派遣

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【アメノホヒ様を祀る亀戸天神】

 

そこで天上界きっての知恵者で

「天の岩戸神話」で中心となって策を講じた

オモイカネ様と八百万の神々様が話し合い、

「アメノホヒノミコトを派遣してはどうか」

という事になりました。

 

アメノホヒ様は先ほどの

アメノオシホミミ様と同じく

アマテラス様とスサノオ様の誓約の時に

「アマテラス様の勾玉」から誕生された神様で

「アマテラス様のお子神様」となります。

 

アマテラス様のお子神様である、

アメノホヒ様を地上に遣わされるのですが

なんと、アメノホヒ様はオオクニヌシ様に心服し、

オオクニヌシ様の家来として従います。

 

アマテラス様のお子神様を心服させるとは

オオクニヌシ様がいかに強力なカリスマ性を

お持ちだったという事でしょう。

 

そして、その後3年経っても

アメノホヒ様からの連絡がありませんでした。

 

アメノワカヒコ様の派遣

 

まったく報告がないので

タカミムスビ様とアマテラス様は神々様に

「今度はどの神様を派遣しようか」と尋ねます。

 

そこでオモイカネ様は

天津国玉(アメノクニタマ)様のお子神様の

天若日子(アメノワカヒコ)様が良いでしょう。

とお答えになります。

 

そして、

天若日子(アメノワカヒコ)様の派遣が決まり、

天之麻迦古弓(あめのまかこゆみ)と

天羽々矢(あめのははや)が授けられました。

 

弓と矢が授けられるという事は

当たり前ですが「武器を与えらえる」

という事ですので、言い換えれば

「本格的な侵攻が始まる」という事です。

 

そして、指令通りに第2の使者として

地上に降るアメノワカヒコ様ですが、

アメノホヒ様と同じように8年経っても

何の報告もしなかったのです。

 

アメノワカヒコ様は

何をしていたかと言いますと

オオクニヌシ様の娘神様の

下照比売(シタテルヒメ)様と結婚したのです。

 

アメノワカヒコ様はアメノホヒ様と違い、

オオクニヌシ様に心服したのではなく

後継者としていずれ取って代わろうという

野心を抱いていたのです。

 

その頃、高天原では

タカミムスビ様とアマテラス様が

「次は誰を派遣しようか」という事を

オモイカネ様や八百万の神々様に

相談していました。

 

するとオモイカネ様たちは

「鳴女(なきめ)という雉(キジ)」を派遣して

8年も報告がない理由を聞いてこさせよう。

と答えます。

 

雉(キジ)はアメノワカヒコ様の元に行き

天津神さまたちの伝言を伝えます。

 

するとアメノワカヒコ様は

天佐具売(アメノサグメ)という女神さまに

(アメノワカヒコ様に仕えているような感じでしょうか)

「この雉は不吉だ」と言われたので

授けられた弓矢を雉に向かって放ちます。

 

すると、雉の胸を貫いた矢は

アマテラス様とタカミムスビ様の元に

届いたのです。

 

タカミムスビ様はその矢を取って

「アメノワカヒコ(様)が悪神を射た矢なら

アメノワカヒコ(様)には当たらないが、

アメノワカヒコ(様)に邪心があるなら当たる」

と言って、その矢を投げ返したのです。

 

すると、

タカミムスビ様が投げ返した矢は

寝ていたアメノワカヒコ様の胸を貫くのです。

 

今更ですが今回のお話で出てくる

「タカミムスビ様」は世界の始まりの時に

アメノミナカヌシノカミ様に次いで

この世に現れた神さまで

アメノミナカヌシノカミ様、

カミムスビ様と共に「造化三神」の呼ばれる神さまです。

 

天地開闢や別天津神さまについては

コチラの記事で詳しく書いています^^

古事記の世界と天地開闢から別天津神(コトアマツカミ)・神世七代まで - 引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

 

タカミムスビ様の「還し矢(かえしや)」により

アメノワカヒコ様は世を去ったので

天津国玉(アメノクニタマ)様や

高天原の神々さまも弔いに参列するのです。

 

その時、参列していた

阿遅鉏高日子根(アヂシキタカヒコネ)様は

たまたまアメノワカヒコ様と瓜二つでした。

 

すると悲しみに暮れるシタテルヒメ様は

アメノワカヒコ様が生還したと思い

泣きながら抱きつきました。

 

すでに世を去った神と間違われ、

アヂシキタカヒコネ様は大激怒します。

 

そして、喪屋を剣で切り倒し、

蹴り飛ばして、暴れまわるのです。

 

そうして、アメノワカヒコ様は

世を去った後にまで

ある意味では報いを受けることに

なってしまうのです。

 

 

 

圧倒的なタケミカヅチ様の強さと国譲り

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【タケミナカタ様を祀る新宿諏訪神社】

一方、高天原では

天之尾羽張(アメノオハバリ)様か

そのお子神様の建御雷之男神(タケミカヅチノオ)を

「第3の使者」として葦原中津国に

派遣しようとしていました。

 

アメノオハバリ様と言えば

イザナギ様がカグツチ様をお切りになられた剣で

その剣が神格化された神様でしょう。

 

アメノオハバリさまは

お子神様のタケミカヅチノオ様に

その役をお譲りになられ、タケミカヅチ様は

天鳥船神(アメノトリフネノカミ)を副使として

出雲国に降り立ってオオクニヌシ様に

国を譲るように迫るのです。

 

この時のタケミカヅチ様は、

「剣を逆さにして海に立ててその上に胡坐をかく」

という凄まじい能力を見せつけて

国津神様たちを威圧したのです。

 

オオクニヌシ様とすれば

苦労を重ねてようやく完成しそうな国を

理不尽な要求を突き付けられたので

悔しい思いをしたと思います。

 

ですが、一見して

「戦って勝てる相手ではない」と

直感するような圧倒的迫力を

タケミカヅチ様は発していたのでしょう。

 

そのような迫力を醸しながら

オオクニヌシ様に「国を譲れ」と

迫るのです。

 

そこでオオクニヌシ様は

「子のコトシロヌシ(様)に聞いて欲しい」と

回答する事にします。

 

タケミカヅチ様はコトシロヌシ様を呼び、

国譲りについて尋ねると

コトシロヌシ様はあっさり承諾します。

 

そして、もう一柱のお子神様の

タケミナカタノカミ様は

大岩を軽々持ち上げる力自慢で

性格も好戦的であったため、

タケミカヅチ様に力比べを挑みます。

 

この力比べが

「相撲の起源」と言われていますが

勝負は一方的に決まります。

 

天津神のタケミカヅチ様は

手を氷や剣に変化させたかと思うと

タケミナカタ様の両腕を掴んで

豪快に投げ飛ばしてしまいます。

 

タケミナカタ様は圧倒的な力の差に

戦意喪失してしまい、諏訪の海まで

逃走してしまい敗北を認めます。

 

これでオオクニヌシ様も

「この国を天津神に差し上げましょう」と

従う事になるのです。

 

オオクニヌシ様は葦原中津国を

天津神に譲るにあたって一つ条件を出します。

 

それは出雲国に自分の豪邸を立てて欲しい。

というモノでした。

 

天津神はその条件をのみ、

こうして建てられたのが日本でも有数の神社、

「出雲大社」なのです。

 

こうして、オオクニヌシ様が築いて来た国は

天津神に治められることになるのです。

 

そして、

いよいよ天上界の神々様が降臨される

「天孫降臨神話」になっていくのです。

 

 

 

終わりに

 

天津神と国津神に関して

多くの人は「天津国の神様の方が上」

という認識を持っているかも知れませんが

「役割が違う」という感じでしょうか。

 

例えば、

天津神最強の神さまの一柱、タケミカヅチ様

国津神最強の神さまの一柱、タケミナカタ様の

力比べで言うのであれば

確かにタケミカヅチ様の圧勝でした。

 

ですが、だからと言って

天津神すべてが圧倒的な能力かと言えば

そういうワケではありません。

 

例えば、アマテラス様の長男の

アメノオシホミミ様は「地上は騒がしい」と

タカミムスビ様やアマテラス様に

報告するだけで帰ってきてしまいます。

 

「あれ??」

ご自身で鎮めれば良いのでは・・・。

と思った人も多いのではないでしょうか^^;

 

アメノオシホミミ様は農業の神様で

そのような交渉事や武力制圧などは

苦手な神様だったのでしょう。

 

また天津神と国津神は

完全に厳密な分け方をされているワケではなく

比較的曖昧な部分も多いです。

 

例えばオオクニヌシ様の最初の相棒、

スクナビコナ様はカミムスビ様のお子神様で

カミムスビ様自身が

「指の間からこぼれ落ちた子」と言っています。

 

出典がウィキペディアなので

正確かどうか分かりませんが

「主な国津神」の中にスクナビコナ様が

記されています。

 

基本的には「天津神」ですが

こぼれ落ちたことによって

「国津神」になったという事でしょうか。

 

ですが、下の画像をご覧いただくと

「天津神社」のご祭神が

「少彦名命」となってます。

 

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コチラの写真は

2000年以上の歴史があるとされ、

日本初の勅祭社で武蔵国の一宮の

「大宮氷川神社」の境内社です。

 

「天津神社」とは

「天津神」を祀った神社ですので

そこにスクナビコナ様が入っている。

という事になります。

 

という感じで

天津神と国津神を分けるのは

結構、曖昧という事です。

 

また、もう一つ不思議な点は

スサノオ様が高天原で暴れていた時や

泣きじゃくって海原を統治せずに

悪霊らがはびこってきた時がありました。

 

その時に天津国の最強クラスの

タケミカヅチ様やアメノオハバリ様は

どうなされていたのでしょうか^^;

 

という感じで

いつも読むたびに不思議に思う事が

多々出てきますが、それは「神話だから」

という事にしておきましょう^^

 

ちなみにですが、

アメノワカヒコ様の所で登場された

「天佐具売(アメノサグメ)」様は

「天邪鬼(あまのじゃく)」の現像とされています。

 

次回の「古事記の世界」は

「天孫降臨神話」になります^^

 

という感じで今回はこのへんで失礼します。

 

今回の動画は

オオクニヌシ様の出雲大社にちなみ

出雲大社東京分祀の動画です^^

 


【恋愛・縁結びのパワースポット】出雲大社東京分祀

 

ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪

 

 

 

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