引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

引き寄せの法則や潜在意識で学んだ事を記録して行きます

古事記の世界【アマテラス様とスサノオ様の誓約(うけい)神話】

こんにちは

クローバーです^^

 

f:id:hikiyose2:20200306184531j:plain

【スサノオ様をお祀りする素戔嗚神社】

 

今回の古事記の世界は

アマテラス様とスサノオ様の誓約(うけい)の神話です^^

 

 

 

【目次】

三貴子(みはしらのうずのみこ)の誕生

 

前回のお話をサラッとおさらいしますと、

黄泉の国から命からがら逃げてきたイザナギ様は

身を清めるために「禊祓(みそごはらえ)」をします。

 

その時に身に付けていた装飾品や衣類から

多くの神々様が現れます。

 

そして身を清めている時にも

多くの神々様が誕生します。

 

そして、

「三貴子(みはしらのうずのみこ)」が

お生まれになられるのです。

 

三貴子とは

・天照大御神(アマテラスオオミカミ)様

⇒左目を洗った時に誕生

・月読命(ツクヨミ・ツキヨミノミコト)

⇒右目を洗った時に誕生

・須佐之男命(スサノオノミコト)

⇒鼻を洗った時に誕生

です。

 

そして、イザナギ様とイザナミ様を

中心としていた物語は

アマテラス様とスサノオ様に主役を交代して

新たな物語が始まるのです。

 

前回の神話の詳しい話はコチラの記事です^^

古事記の世界【禊祓と黄泉の国神話とヒノカグツチ様から誕生した神々様】 - 引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

 

スサノオ様の追放

f:id:hikiyose2:20200307013851j:plain

【謎多きツクヨミ様をお祀りする月読神社】
 

特別強い力を持った3柱の神々様の誕生に

イザナギ様は大変喜びます。

 

そして、

アマテラス様に首飾りをお与えになり、

「高天原を治めるように」命じ、

ツクヨミ様には「夜の食国(おすくに)」

スサノオ様には「海原」をそれぞれ与えます。

 

ちなみですが、

ツクヨミ様が治める「夜の食国」は

「月」が治めるので文字通り「夜」と

もう一つ御神名(ツクヨミの「ヨミ」)から

「黄泉の国」という2つの説があります。

 

一般的にはアマテラス様が「太陽神」

その対となって「夜を治める」という感じでしょう。

 

話を戻しまして、

アマテラス様とツクヨミ様は

与えられた国を統治していましたが

「海」を与えられたスサノオ様は

国を治めず泣きわめいていました。

 

どのくらい泣き喚いていたかと言いますと、

「長いヒゲが胸元に届くようになるまで」

泣き喚いていたのです^^;

 

神々様の世界の時間の流れは

私には想像できませんが、

もし私たち人間と同じような感じであれば

生まれたから髭が胸元に届くまで泣き喚いていたら

かなり永い時を泣き喚いていらっしゃるような・・・。^^;

(その間、どなたも諫めなかったのでしょうか^^;)

 

そのため、

木々は枯れ、川や海は干上がり、

悪霊がはびこり、あらゆる災いが起こりました。

 

そこで、イザナギ様がスサノオ様に

泣きわめいている理由を尋ねました。

 

すると

「母イザナミ様のいる根の国に行きたい」

と答えたのでイザナギ様は激怒なされて

スサノオ様を海原から追放してしまうのです。

 

そして、

イザナギ様は淡海之多賀(あわうみのこれたが)

鎮座されたのです。

 

この「淡海之多賀」の縁とするのが

「多賀大社」という事です。

 

ですが、「日本書紀」にはイザナギ様は

最初に生んだ淡路島に幽宮(かくりのみや)を

構えたとあるので「淡海」は「淡路」の誤植とされていて

現在の伊弉諾神宮(兵庫県淡路市多賀)という事で

伊弉諾神宮は「日本最古の神社」とも言われています。

 

「日本最古の神社」というと

諸説あると思いますが、ここでは

国生み・神生みを終えたイザナギ様が

「余生を過ごされた」という意味でいいと思います。

 

追放されたスサノオ様は

姉神さまのアマテラス様に別れを告げに

高天原に向かうのです。

 

スサノオ様が高天原に向かうと

山河が轟き、国土が揺れるほどでしたので

アマテラス様は「スサノオ(様)が国を奪いに来た」

と考えたのです。

 

その時のアマテラス様は

髪をほどいて男の髪型である「角髪(みずら)」に

結い直し、「八尺(やさか)の勾玉(まがたま)」を

手や髪に巻いて背中には1000本の矢が入る筒を、

腰には500本の矢が入る筒を掛け、

スサノオ様を待ち構えるのです。

 

歩けば山河が轟き、

国土が揺れるほどのスサノオ様も

姉神様のアマテラス様のお姿にさすがに驚き、

慌てて弁解するのでした。

 

するとアマテラス様は

「それをどうやって証明するのか?」と

スサノオ様に尋ねるのです。

 

スサノオ様は「誓約(うけい)」を提案し、

アマテラス様も受け入れて

スサノオ様とアマテラス様は誓約を

することになるのです。

 

 

 

アマテラス様とスサノオ様の誓約(うけい)

f:id:hikiyose2:20200307015253j:plain

【アマテラス様をお祀りする東京大神宮】

 

アマテラス様とスサノオ様は

「天安河(あめのやすかわ)」を挟んで立ち、

誓約を始めることになります。

 

まず、アマテラス様が

スサノオ様が持っていた「十拳剣(とつかのつるぎ)」を

三つに折って天之眞名井(あめのまない)の水ですすぎ、

噛み砕いて噴出したきりの中から

3柱の神々様が現れます。

 

多紀理毘売命(タギリビメノミコト) 
多岐都比売命 (タキツヒメノミコト)
市寸島比売命 (イチキシマヒメノミコト)

の、3柱で「宗像三女神(むなかたさんじょしん)」

としても知られている神々様です。

 

次にスサノオ様がアマテラス様の勾玉を

ゆらゆら揺らしながら

天之眞名井の水ですすぎ、

噛み砕いて噴出した息の中から

5柱の神々様が誕生します。

 

天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
天之菩卑能命(アメノホヒノミコト)
天津日子根命(アマツヒコネノミコト)
活津日子根命(イクツヒコネノミコト)
熊野久須毘命(クマノスビノミコト)

の5柱です。

 

多紀理毘売命(タギリビメノミコト) 
多岐都比売命 (タキツヒメノミコト)
市寸島比売命 (イチキシマヒメノミコト)

の3柱はスサノオ様の持ち物から誕生したので

「スサノオ様の子」とされます。

 

天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)
天之菩卑能命(アメノホヒノミコト)
天津日子根命(アマツヒコネノミコト)
活津日子根命(イクツヒコネノミコト)
熊野久須毘命(クマノスビノミコト)

の5柱はアマテラス様の持ち物から生まれたので

「アマテラス様の子」とされます。

 

アマテラス様とスサノオ様の御子神様が

それぞれお生まれになったことで

誓約(うけい)を終えることになります。

 

その誓約の結果、スサノオ様が

「私の心が清いので、子は女性だった」として

ご自身の勝利を宣言され、高天原に入って行かれます。

 

正直、どういう理屈かサッパリ分かりませんし

アマテラス様もなぜか納得されています^^;

 

ただ、このあたりの事にツッコミを入れていたら

「物語」として進んでいきませんので^^;

いずれにしても女神3柱を誕生させたので

スサノオ様が勝利したという事です。

 

ちなみにですが、

「日本書紀」ではスサノオ様が

男神5柱を誕生させて潔白を証明した。

となっています。

 

たしかに、噛み砕いて吹き出した方が

「誕生させた」という気がしなくもないですが^^;

いずれにしても「古事記」では

スサノオ様が宗像三女神を誕生させています。

 

そして、高天原に入って行ったスサノオ様は

好き放題に暴れ始め、物語は

有名な「天岩戸神話」へと繋がるのです。

 

という感じで今回はこのあたりで失礼します。

 

今回の動画は誓約の勝利という事で

スサノオ様をお祀りする素戔嗚神社です^^

 


【開運のパワースポット】素盞雄(スサノオ)神社~Susanoo Shrine- Tokyo~

 

 

 

【関連コンテンツ】