引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

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古事記の世界【大国主(オオクニヌシ)様の国づくり】

こんにちは

クローバーです^^

 

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【大国主様を祀る出雲大社東京分祀】

 

今回の古事記の世界は

「大国主(オオクニヌシ)様の国づくり」です^^

 

 

 

【目次】

縁結びの神と呼ばれるオオクニヌシ様

 

前回のお話で

兄弟神のヤソガミたちに迫害を受けたり、

様々な助けを借りてスサノオ様から試練を

無事(?)に乗り越えたオオナムヂ様でした。

 

そして、試練を乗り越えた時に

スサノオ様から「オオクニヌシ」と名乗り、

葦原中津国の王となるように。

という命を受けたのでした。

 

前回のお話はこちらの記事です^^

古事記の世界【大国主様と因幡の白兎・スサノオ様の試練】 - 引き寄せの法則と潜在意識を実践し願いを叶える記録

 

スサノオ様の試練を乗り越えて地上に戻り、

ヤソガミたちを駆逐したオオクニヌシ様ですが、

その姿は以前の温和なオオナムヂ様ではなく

「王」となるべく成長した姿でした。

 

成長したオオクニヌシ様は

恋愛に対しても非常に積極的になったのです。

 

スサノオ様の元から去る(逃げる)時に

スセリビメ様を一緒に連れてくるのですが、

地上に戻るとヤガミヒメ様を口説きます。

 

そのヤガミヒメ様は

正妻のスセリビメ様の嫉妬にあい、

わが子を出雲に残したまま

因幡の国に泣きながら帰ることになります。

 

そのような事がありながらも

オオクニヌシ様は気に留める様子もなく、

新たな恋に没頭しているのです^^;

 

そして、高志国(こしのくに=現在の新潟県)まで

遠征し、沼河比売(ヌナカワヒメ)に求婚しています^^;

 

他にも、

多紀理毘売命(タキリビメノミコト)
神屋楯比売命(カムヤタテヒメノミコト)
鳥取神(トトリノカミ)

といった女神様たちを妻として迎えています。

 

現在の私たちの考えでは

「妻がたくさんいる」という事は

なかなか理解できない事ですが、

日本もかつては「一夫多妻制」で

権力者としての甲斐性であり「王の資格」

でもあったのです。

 

また、「覇権の拡大」のために

各地方の「象徴」ともいえる姫との結婚は

「国造り」のために必要な事だったのです。

 

そのような背景もあり、

多くの女神様たちと結婚された事から

「縁結びの神様」として人気があるのです。

 

少彦名(スクナビコナ)様の登場

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【神田神社(明神)のスクナビコナ様】

 

各地の女神様を妻にして覇権を拡大したりと

着実に国造りを進めていく大国主様です。

 

オオクニヌシ様が出雲の

御大之御前(みほのみさき)にいた時に

「ガガイモの船」に乗った神様が現れます。

 

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ガガイモの実は上の画像の形で

長さが8センチ~10センチで

幅は2センチくらいです。

 

手の平にスッポリ入るくらいの大きさの

ガガイモの実を割った大きさの船に

乗っている神さまですので

小人サイズの神様です。

 

この神さまが

「少彦名命(スクナビコナノミコト)」

オオクニヌシ様と共に国造りをします。

 

初めて出会った時、

スクナビコナ様は名前を名乗りませんでした。

 

困ったオオクニヌシ様は

多邇具久(タニグク)様に相談したところ、

久延毘古(クエビコ)様ならきっと知っているでしょう。

と言いました。

 

多邇具久(タニグク)様というのは

「ヒキガエル」の神様で、
久延毘古(クエビコ)様は「案山子の神様」です。


久延毘古(クエビコ)様は

足であることはできないですが

「天下の事なら何でも知っている」

という神さまです。

 

クエビコ様はオオクニヌシ様に

このお方はカミムスビ様の御子(神様)の

「スクナビコナ神」でしょう。と答えます。

 

「カミムスビ様」と言えば

「造化三神」の一柱で、

オオクニヌシ様がヤソガミたち迫害され、

最初にお亡くなりになられた時に

蘇生に導いてくれた神様です。

 

オオクニヌシ様がカミムスビ様に

聞いてみたところ、カミムスビ様には

「確かに私の指の間からこぼれ落ちた子だ」

と言いました。

 

そして、スクナビコナ様に

オオクニヌシ様と兄弟となって

協力して国造りをしなさい。と言いました。

 

そうして、

オオクニヌシ様とスクナビコナ様は

2柱で協力し合って国造りを進めるのです。

 

国造りは順調に行っていたところ、

ある時、突然スクナビコナ様は

「常世の国に渡る」と言って、

いなくなってしまいます。

 

大物主(オオモノヌシ)様の登場

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【オオモノヌシ様を祀る鬼王稲荷神社】

 

「常世の国」というのは

「海の彼方にある異世界」の事です。

 

スクナビコナ様が唐突に

「常世の国」に行ってしまった事で

オオクニヌシ様はとても落胆します。

 

そして

「私一人でどうやって国造りをしていけばよいか」

と思い悩んでいました。

 

すると、海を照らしながら

「光り輝く神さま」がやってくるのです。

 

その神様は大国主(オオモノヌシ)様です。

 

「オオモノヌシ様です」と言いましたが

「光り輝く神様」が「私は大物主」と

名乗ったワケでもありませんし。

 

古事記にも

御諸山上坐神(みもろのやまのうえにますかみ)

記されているだけです。

 

「御諸山(みろものやま)」というのが

奈良県の「三輪山」の事で

こちらにお祀りされているのが

オオモノヌシ様なのです。

 

ですから、ここで登場されているのが

「オオモノヌシ様」と考えられています。

 

オオモノヌシ様はオオクニヌシ様に

「私を倭の東の山に祀れば国造りはうまく行く」

というのです。

 

「倭(やまと)」は今の奈良県で

「東の山」というのが「三輪山」です。

 

オオクニヌシ様はその通りに

オオモノヌシ様を三輪山に

お祀りする事にします。

 

そうして、

オオクニヌシ様による「国造り」は

着実に進んでいくことになるのです。

 

そして、政権地盤を固めて

「葦原中津国の王」として繁栄に導き、

「国づくり事業」を完成しつつあったのです。

 

そんな矢先に

思いがけない出来事が起こります。

 

高天原のアマテラス様が

「葦原中津国も我が子が治めた方が良い」

という判断をなさいます。

 

そして、物語は

天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)により

アマテラス様に「地上は無秩序」という

報告がされたことによって

「国譲りの神話」へと繋がっていくのです。

 

 

 

終わりに

 

物語として

スクナビコナ様やオオモノヌシ様が

「国づくり事業」に対しての業績が

どのようなものか知りたいのですが^^;

 

残念ながら古事記には

2柱の業績については触れられていません^^;

 

他の補足として

「一夫多妻制」に関してですが、

「大奥」などで知られるように

江戸時代までは一夫多妻制でした。

 

家康公は正妻1人で側室が20人で

秀吉公は正妻1人に側室が13人。

という感じでした。

 

どうやら明治時代に入り、

「(欧州などの)列強の一員になる」

という事から、その文化を取り入れて

現在のように「一夫一婦制」になったのです。

 

そこから皇室に及び、

大正天皇から「側室制度」が廃止になり

その影響で一般庶民にも浸透していったのです。

 

話は変わりますが、

オオクニヌシ様の妻神様に

多紀理毘売命(タキリビメノミコト)

いらっしゃいます。

 

タキリビメノミコトは

「宗像三女神」の1柱で

スサノオ様の娘神様です。

 

スセリビメ様もスサノオ様の娘神様で

ヤガミヒメ様を追い出すくらい

非常に嫉妬深い神様です。

 

先に誕生されていると思われる

タキリビメ様にはどのように接したのか

気になるところではありますね^^;

 

また、スクナビコナ様が乗ってきた

「ガガイモの船」は画像で貼り付けましたが

「ガガイモの実」は確かに船のような形ですね^^

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フリー素材無料写真 森の父さん花鳥風穴

 

スクナビコナ様は「一寸法師のモデル」

とも言われている神さまですが

独神のカミムスビ様はいつのまにか

スクナビコナ様を誕生させていたのですね。

 

もしかしたら、カミムスビ様は

オオクニヌシ様が国造りをする事を

すべて見通されていたのかも知れません。

 

いずれにしても

オオクニヌシ様は多くの神々様が

手助けをしたくなるような魅力のある

神様という事なのでしょう^^

 

という感じで

次回は「国譲りの神話」になります。

 

今回の動画は

オオクニヌシ(オオナムヂ)様と

スクナビコナ様をお祀りしている

神田神社(明神)の動画です^^

 


神田明神の男坂 ラブライブの聖地巡礼~LoveLive Kanda Myojin Shrine - Tokyo~

 

 

 

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