こんにちは
クローバーです^^
今回の引き寄せの法則と潜在意識の法則は
人間学で「人材や組織やチームを育てていく方法」です。
【目次】
自覚や高い意識を持っている部下や選手への育成方法
今回のお話は致知2018年9月号より
シドニーオリンピックの金メダリストで
全日本男子柔道の監督の井上康生さんと
ALSOK会長兼CEOの村井温さんとの
対談の内容からのお話です。
シドニーオリンピックの金メダリストとしても有名ですが
それと共にリオオリンピックで史上初の全7階級で
メダルを獲得した全日本男子柔道の監督としても
知られている井上康生さん。
そして、
東大卒業後に警察庁に入庁して「警視監」まで務めた
ALSOK会長兼CEOの村井温さんですから
「人材や組織やチームを育てていく方法」に関して
とても興味深いの内容になっていました ^^
「強い選手」や「強いチーム、組織」を創るには
どのような事は重要になるのでしょうか?
もし、あなたがマネジメントに携わっているのであれば
今回のお話が参考になって頂けたらと思います。
井上康生さんは
「自己マネジメント能力」を持った選手を
いかに育てていくかが大事だと思う。と話しています。
その背景に関して次のようにお話しています。
スポーツ社会で目上の人に敬意を払うことは
絶対に必要です。
しかし、最終的に戦うのは選手ですから、
本来は彼ら自身が自覚と意識を高く持って戦える指導方法を
考えていかなくてはいけません。
(引用:致知2018年9月号より)
「当たり前」のことをおっしゃっているようですが
これはとても大事なことだと思います。
なぜなら、多くの結果を出していないマネージャーは
「自覚」や「高い意識」を持っていない部下に対して
自覚や高い意識は自分自身で持つモノだ。
というように考えがちです。
ですから、やる気がない部下や意識の低い部下がいると
「自覚をもって仕事をしなさい」とか
「責任感を持って仕事をしなさい」というような
かなり抽象的な支持を与えることもしばしばあります。
もちろん、自覚や高い意識を持つように促すことが
悪いことだとは言いません。
ですが、自覚を持っていない部下や
意識が低い部下に対して
「それらを持つのは自己責任」という考えを持ってしまう事が
とても多いのです。
そのように考えてしまうと
意識が低い部下や自覚を持っていない部下は
「やる気がない」とか「使えない」と思ってしまいがちです。
単純に言えば「やる気がない部下が悪い」
という考えしか持てなくなってしまうのです。
確かにある程度は部下自身の問題もありますが
あまり意識の高くない部下をやる気が出るように指導する事も
マネジメントとして大事な事なのです。
井上さんは
「自覚や高い意識を持つための指導方法」として
「全日本に選ばれるような意識の高い選手の集まりだからできる方法」
という前置きはありますが、次のようにお話しています。
とにかくいろいろな情報や知識を
どんどん与えていっています。
そして、それを自分自身で選んで選択して考え、
オリジナリティに変えて行くのはあなたたちだと。
確かに私自身もマネジメントをしていますが
意識が高いスタッフや向上心のあるスタッフは
チャンスを与えたり、知識や情報を与えることで
それにトライしていきますので
どんどん伸びて行く事が多々あります。
このあたりの事は全日本に選ばれる選手たちと
角度は異なるかも知れませんが
自分の仕事に興味を持ち、より向上させていこうとしている
意識の高いスタッフも同じだと言えるでしょう。
反対にマネジメント側が
研修の機会や情報などを提供しても
特に何の反応もしないというか
あまり向上心が高いモノではないスタッフが
一定数いるのも事実です。
私自身もそうだったのですが
どうしても意識が高いスタッフや
一生懸命やってくれるスタッフに
頼ってしまう事も多いと思います。
以前に
「行動科学マネジメント」という本を読んだ時に
そのようにやる気や向上心があるスタッフに頼っていると
その「できるスタッフ」の疲弊が大きくなってしまう。
というような事が書いてありました。
ですから
「できるスタッフ以外のスタッフをどう動かすか」
という事が最大の成果を出す場合に重要なものとなるのです。
ここで行動科学マネジメントの話になってしまいますと
話が変わって来てしまいますので
今回はそのお話ではなく村井温さんの
とても興味深いお話をお伝えしようと思います。
【新城神社の御神木】
部下や社員のやる気は長続きしない
村井会長は社員や組織の内発力を高めて行くために
特に心掛けていることはありますか?
という質問に対して次のようにお話しています。
スポーツと違って、普通の会社や組織では
全員が「この会社で働きたい」と燃えて
入社してくるわけではありません。
ですから、そういう社員たちをどうやって持続的に
燃え続けられる集団にして行くかが大事なのです。
私自身のように2019年8月時点で
会社組織の一員として働いている場合には
どちらかと言うと村井さんがいうような状況の方が
多いのではないでしょうか。
私自身も面接をする事も多いのですが
アルバイトさんでも面接時には
「やる気」をアピールしてくるワリには
入社が決まると「もう少し時間を短くして欲しい」とか
最初に言っていた契約とはまったく異なった勤務状況に
なっている事も多々あります^^;
まぁ、それは仕方がないとしても
実際に勤務を始めると初めはやる気を見せていても
半年もしないうちにダラダラし始めたり
初めのやる気が失われてきたしてしまいます。
「やる気を持続させる」という事が
とても重要なことは言うまでもない事なのですが
なかなかそれがうまく行かない事も多くあるものです。
もし、あなたもマネジメントに携わっていて
同じような状況になってしまっていて
「自分にはマネジメント能力がないのかも知れない」
と思っているのであれば、焦る事はありません。
なぜなら、ALSOK会長兼CEOの村井温さんでも
「やる気を持続させるのは、難しい」と言っています。
もちろん、村井さんが言っていたからといって
私たちが出来ない事を肯定するだけの話ではありません。
「どうやってやる気を持続させるか」という事を
学ぶことによって私たちのマネジメントに取り入れられる事を
吸収していただく事が今回のお話のテーマです。
実際に村井さんも ALSOKでも業績の良くない支社を
独立させて別会社にすれば従業員も燃えてくれるのでは。
と考えて独立させるも、燃えているのは初めだけで
しばらくすると元の状態に戻ってしまっている。
または警察で働いていた時も
警察署のトップに燃えている人が来ると
その時だけは組織全体を引っ張っていくものの
その人が転勤になると、また元の状態に戻る。
という状況を今まで何度も経験してきたそうです。
そこで重要になってくるのは
「その状況をどうしたら良いのか」
という事になります。
【大國魂神社の御神木】
部下や社員のやる気や高い意識を持続させる方法
村井さんは次のようにお話しています。
それでどうしたらよいのかということですが、
私の結論は先ほどの北宗禅の話と同じで、
絶えず、いろんなモチベーションを繰り返し与えながら、
一人でも十人でもいいので社員の意識、
内発力を高めていき、それを会社の社風、
組織の「気風」にまで育てる他はないということですね。
「北宗禅の話」というのは
禅宗でも南宗禅、北宗禅の二つの系統があるそうです。
南宗禅は「頓悟」と言って
修行をしている時にパッと悟りを開く。
という系統だということです。
対して北宗禅は「漸悟(ぜんご)」といって
日々の修業の中で少しずつ悟って行く。
という系統だというお話がありましたので
その「北宗禅の話」です^^
さらに村井さんは次のように続けています。
世の中には社員の意識ややる気を高める方法が
書かれたノウハウ本がたくさんあるようですが、
やはり根気強く、時間を掛けながらも
着実に進めることで、初めて
社員たちの自発性、内発力も出てくるというのが
私の実感です。
私自身もまさにこの通りだと思います。
先ほど、少し
「行動科学マネジメント」の話をしましたが
私自身がそれを継続できたかと言われたら
恥ずかしながら一時的なものに終わってしまっていました。
他にも多くの本から得たモノを実践して行きましたが
そのうちのいくつかは継続出来ていますが
私自身、マネジメントする側も継続をし切れていない。
というのが実感としてあります。
マネジメントが根気強く実践できないということは
その部下である人たちが根気強くないことは
仕方がない事とも言えるのです。
ですから、私たち自身が「根気強さ」持ち
部下やスタッフさんたちに根気強く時間を掛けながら
「諦めずに」実践して行く事が大事なのです。
伸びて行き、成長していく部下や社員とは
最後に村井さんの言葉に
とても興味深い言葉がありましたので共有して
今回のお話を終わりにして行こうと思います^^
内発力があり、成長していく社員というのは、
素直で何事でもよいほうに解釈していく明るい人です。
どんなに優秀でも、性格が暗かったら伸びませんね。
これは私たち自身にも言えることです。
実はこの「素直で明るい人」というのは
引き寄せの法則や潜在意識の法則でも
とても重要な事でもあるのです。
私自身は「引き寄せの法則や潜在意識の法則」しか
分からないので、その見方から言うのであれば
「素直で明るい人」は「いつも笑顔で明るく前向きな人」
とも言えるでしょう。
その「いつも笑顔で明るく前向きな人」
というのは「願いが叶いやすい人」と言われているのです。
なぜなら、いつも笑顔で明るい人は
それだけで「周りに愛を放出する」という
素晴らしい事を実践しているからです。
さらに前向きな思考や感情になっているのですから
願いが叶わないワケがないのです。
もちろん、一時的な敗北や
一時的な失敗などでうまく行かない時はあるかも知れません。
ですが、そのような時を乗り越えるのも
「明るい笑顔と前向きな思考」なのです。
ですから、私たち自身が
明るい笑顔と素直で前向きな姿勢でいることで
それが部下に伝染して行くようにして行く事もまた
人材や組織やチームを育てて行くうえで大事な事になるのです。
私の願いの一つに
「このブログを通じて多くの人を成功と幸福に導く」
というモノがあります。
今回のお話は、井上康生さんから
「意識や向上心が高い人たち向けの育成方法」
村井さんから「やる気が持続しない人たちへの育成方法」
などを学ぶことができました。
今回のお話を通じて
あなたの望んだ通りの人生を得ていただくことが
私の願いでもあるのです。
という感じで今回はこのあたりで失礼します。
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