こんにちは
クローバーです^^
今回のパワースポットと神社さん巡りは東京都台東区に鎮座されています「鳥越神社」さんです^^
【目次】
- 鳥越神社さんとは
- 鳥越神社さんのご祭神とご利益
- 境内社:福寿社
- 鳥越神社さんの神輿庫(千貫神輿)
- 鳥越神社さんと平将門公
- 終わりに
- 鳥越神社さんの動画
- 鳥越神社さんのアクセスや最寄り駅
- 鳥越神社さんの周辺地図
鳥越神社さんとは
鳥越神社さんの創建は大変古く、社伝によりますと西暦651(白雉2)年の創建と伝わっています。
西暦651年と言いますと、歴史気分では「飛鳥時代」になり、歴史の教科書にも登場する有名な大化の改新が645年ですので、その周辺の時代ということになります。
ちなみにですが「飛鳥時代」と言いますと「厩戸(うまやど)皇子(聖徳太子)」をイメージする人が多いかも知れませんが、厩戸皇子は575年の生まれで、父はのちに第31代天皇の用明天皇です。
厩戸皇子が13歳の時に父の用明天皇が即位し、蘇我馬子の要請で用明天皇は仏教帰依を表明し、それを機に物部氏との対立が表面化し、用明天皇が在位2年で世を去られた後に皇位の継承をめぐって蘇我氏と物部氏の戦争がはじまります。
用明天皇が崩御されたのが587年ですので、鳥越神社さんの成立まで64年あるのですが、先に話が出ました「大化の改新」は645年ですので鳥越神社さんの成立とされている651年に近い年の出来事です。
先程、登場しました蘇我馬子の子に蘇我蝦夷がいて、蘇我蝦夷の子で蘇我馬子の孫にあたるのが、大化の改新で命を落とす事になる蘇我入鹿になります。
元々、蘇我馬子の父の蘇我稲目から天皇家との政略結婚などで力をつけてきた蘇我氏でしたが、厩戸皇子は「天皇中心」の国にしたいと考えていましたので「十七条の憲法」や「冠位十二階」などを成立させますが、蘇我氏の勢力は衰えることがなく、厩戸皇子が622年に世を去ると、蘇我氏の力を抑えることは誰にも出来なくなる状態となります。
そして、より勢力を強めていくために、自分たち「蘇我氏の血筋」がより強い皇子に天皇になってもらいたいと考え、厩戸皇子の子である山背大兄王(やましろのおおえのおう)が、蘇我入鹿によってこの世から消されてしまいます。
そうなると、次に「自分も命が狙われるのではないか?」と考えたのが、この時の天皇「舒明天皇」の子の「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)」です。
舒明天皇には「古人大兄皇子(ふるひとのおおえのみこ)」という蘇我氏の血筋の皇子がいましたので、蘇我氏としては古人大兄皇子を天皇にしたいワケですので、中大兄皇子は邪魔な存在となります。
同じころ、儒学を学び、このまま蘇我氏の独裁政権ではいけないと感じていた有力豪族の中臣鎌足が一緒に蘇我氏を倒して天皇になるべき人物を探していたので中大兄皇子に近づき、大化の改新に繋がっていくのです。
ちなみにですが、645年に中大兄皇子と中臣鎌足が朝廷の大事な行事の時にその行事に出席していた蘇我入鹿に襲い掛かり、やっつけることに成功したことを「大化の改新」だと思われている方も多いのですが、それは「乙巳(いっし)の変」です。
「乙巳の変」をきっかけに様々な政治改革が行われていくのを「大化の改新」というのですが、そのように世の中が大きく変わっていくような時代の頃に鳥越神社さんは創建されたとされています。
また、その由緒は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国平定の時に、当時「白鳥村」という名称だったこの地に滞在し、そののちに村人たちがその威徳を偲び「白鳥明神」として奉祀したことが起源とされています。
そして「鳥越神社」という御社名の由来は、永承年間(1046~1052)に欧州の前九年の役の鎮定のために、この地を通った源頼義・義家父子は、名も知らない白い鳥が越えるのを見て浅瀬を知り、大川(隅田川)を渡ることができた。ということから「鳥越大明神」と名づけたと言われています。
鳥越神社さんのご祭神とご利益
主祭神:日本武尊
合祀:天児屋根命
合祀:東照宮公
天児屋根命は武蔵国の国司となった藤原氏の祖神としてお祀りされたということです。
東照宮公は家康公をお祀りしていた松平神社さんが関東大震災で焼失してしまったということで合祀されたということです。
「安産のご利益」で有名な神社さんなのですが、主祭神が日本武尊ということもあるので「出世運」「勝運」のご利益も期待できそうです^^
境内社:福寿社
御祭神:
・倉稲魂命
・大黒天神
・恵比寿神
・菅原道真公
縁起の良さそうな御社名ですね^^
また、他にも境内には志志岐(ししき)神社と祖霊社があります。
鳥越神社さんの神輿庫(千貫神輿)
鳥越神社さんのお祭りは「鳥越祭」と称されていて、多くの人で賑わいます。
その中でも「千貫(せんがん)神輿」が有名で神輿渡御(みこしとぎょ)される御神輿の中では都内で最大級で最重量ということです。
鳥越神社さんと平将門公
鳥越神社さんは都市伝説の将門公魔法陣(北斗七星)の一社とされていて北斗七星の一番右の星に位置する神社さんとしても知られています。
鳥越神社さんの御社名の由来は先ほどもお話した通り、前九年の役の平定に向かう源頼義公、義家公が名も知らない白い鳥が越えるのを見て浅瀬を知り、大川を渡ることができたことからからとされていますが、一説には将門公の御首が飛び越えていったので「鳥越(=飛び越え)」という地名になったともされています。
他にも将門公の「御手」が鳥越神社さんに埋まっているとも言われていますが、神社さんのご由緒にはそのような記載はないそうです。
ですが、神社さんの神紋が「七曜紋(しちようもん)」で、鳥越神社さんの宮司さんの鏑木(かぶらぎ)氏は千葉一族で「七曜」「九曜(くよう)」を家紋にしているそうですが、平将門公の紋も「九曜紋」なのです。
そして、千葉一族の祖は平将門公の叔父にあたる「平良文」ということですので、将門公との関係性が全くないワケではないのですが「信じるか信じないかはあなた次第です」という感じでしょうか(笑)
終わりに
個人的に平将門公の御神符を自宅の神棚にお祀りしておりますので、鳥越神社さんに参拝させて頂こうと思ったのも将門公にご縁がある神社さんということ(都市伝説ですが)からでした。
とても清々しい雰囲気の神社さんで、白い御社殿が美しく、写真はありませんが左右の狛犬さんも特徴的で雰囲気の良い神社さんです^^
また、飛鳥時代に創建されたとされるほどの都内屈指の古社でしたが、古社によくある「ちょっと重いかな」と感じるようなこともありませんでした^^
鳥居をくぐってすぐの大きなイチョウの木も立派でしたし、素晴らしい神社さんでしたので、お近くにお越しの際は、ぜひ参拝されてみてはいかがでしょうか。
という感じで今回はこの辺りで失礼します。
鳥越神社さんの動画
ご覧いただいたすべての人に幸運が届きますように☆彡
鳥越神社さんのアクセスや最寄り駅
所在地:〒111-0054 東京都台東区鳥越2丁目4−1
電話:03-3851-5033
公式サイト(東京神社庁のページ):
最寄り駅:
◼︎都営大江戸線 蔵前駅から徒歩約12分
◼︎都営浅草線 蔵前駅から徒歩約12分
◼︎都営浅草線 浅草橋駅から徒歩約12分
◼︎JR総武線 浅草橋駅から徒歩約12分
鳥越神社さんの周辺地図
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