こんにちは
クローバーです^^
今回のパワースポットと神社さん参拝は東京都中野区にある「中野氷川神社」さんです^^
【目次】
- 中野氷川神社とは
- 中野氷川神社のご祭神とご利益
- 御神木と不思議な古木
- 中野氷川神社の狛犬
- 境内社
- 中野氷川神社の庚申塔と北野神社と御嶽神社
- 中野氷川神社の三の鳥居
- 終わりに
- 中野氷川神社の動画
- 中野氷川神社のアクセスや最寄り駅
- 中野氷川神社周辺地図
中野氷川神社とは
中野氷川神社さんの創建は古く、1030年(長元3年)源頼信が平忠常討伐の時に大宮氷川神社さんより勧請し、「祠」を立てたことが始まりという事です。
1030年と言いますと、平安時代の中期という感じになりましょうか。
その年代周辺の出来事を見てみますと、1019年に藤原道長が太政大臣になり、その子の頼道が摂政になり、「藤原家全盛」となっています。
その10年後の1027年に藤原道長が没し、その翌年1028年に平忠常が下総で反乱を起こします。
源頼信がその反乱の首謀者の平忠常討伐の時に大宮氷川神社さんから勧請したという事です。
「源頼信」と言えば、「河内源氏の祖」と言われている平安時代中期の名将で、先ほどから出てきている「平忠常の乱」を鎮圧したことで知られています。
その「平忠常の乱」をただ武力で鎮圧しただけではなく「調停」によって治め、朝廷の期待に大いに応えた事になります。
そして、それは一人の名将を世に誕生させることになるのです。
源頼信が朝廷の期待に大いに応えたことに対し「前任者」として平忠常の乱の鎮圧に失敗した人物もいます。
それが「平直方」です。
平直方は反乱の鎮圧に失敗してしまい、武人としての名誉を失ってしまっていて将来を悲観してしまっていたのですが、「招請婚」という平安時代独特の婚姻制度で直方は自分の娘と頼信の息子「頼義」を婿に入れる事にするのです。
直方の娘と頼義との間に生まれた子は、当然、頼信の「孫」になるワケですが、その「孫」とは「八幡太郎」として知られ、鎌倉幕府を開いた「源頼朝公」や室町幕府を開いた「足利尊氏公」の祖先「源義家公」なのです。
話は少し逸れてしまいましたが、そのような歴史背景がある「平忠常の乱」と縁がある中野氷川神社さんなのです。
現在はとても立派なご社殿がありますが、その始まりは「祠」だったというのはとても意外ですが、祠から社殿になったのは、室町時代の応永年間(1394年~1428年)に社殿を改築したとされています。
また、そののちに太田道灌が1477(文明9)年の江古田原合戦の時に練馬城、石井城攻略に際して戦勝祈願をして、凱旋したのちに社殿を造営しました。
中野氷川神社のご祭神とご利益
ご祭神:スサノオノミコト、クシイナダヒメノミコト、オオナムチノミコト
大宮氷川神社からの勧請になりますので、スサノオノミコトは当然として、后神さまのクシイナダヒメノミコトや子孫(または子神)神さまのオオナムチノミコトもご一緒にお祀りされていますので、氷川神社さんによく感じる「家族的な温かい空気感」を感じる事が出来ます^^
ちなみにですが、オオナムチノミコトは「大国主命(オオクニヌシノミコト)」の別名です。
御神木と不思議な古木
支え木に支えられた不思議な古木があります。
中は空洞になっていますが、何となく惹きつけられる魅力があります^^
中野氷川神社さんには立派な御神木がたくさんありますが、此方の2本の樹々は、その中でも立派な木々です^^
幹の太さは余り太くはないのですが、木の高さがとても高いです^^
中野氷川神社の狛犬
手水舎の近くの狛犬さんですが、目にガラス細工のようなものが入っていて、きらきらと輝いています^^
結構、多くの狛犬さんを見ましたが、目にガラス玉が入っている狛犬さんは珍しいと思います。
境内社
稲荷神社
屋根の銅板が新しく、とてもキレイで印象深い祠です^^
塩竃神社
稲荷社の向かって左手にある祠が塩竃神社です。
中野氷川神社の庚申塔と北野神社と御嶽神社
写真は境内社の「北野神社」で、左に見切れてしまっているのが「御嶽神社」で、北野神社さんの向かって右側に庚申塔があるのですが、そちらの庚申塔は新宿区の有形文化財に指定されています。
中野氷川神社の三の鳥居
三の鳥居は「鍋屋横丁」という東京三大横丁の一つの由来となった「茶屋・鍋屋」の店主「鍋屋勘右衛門」が1862(文久2)年に奉納したものです。
ちなみに「三大横丁」は2説あって、品川の「青物横丁」・中野の「鍋屋横丁」、渋谷の「恋文横町」という説と品川の「青物横丁」・中野の「鍋屋横丁」・上野の「アメヤ横丁」の説があるようです。
どちらの説にしても「鍋屋横丁」は確実なようです。
終わりに
私が御神木が好きだという事もあるのですが、個人的に最も興味を持ったのは、やはり支え木に支えられている古木でした。
中野氷川神社さんは平安時代からこの地にあり、歴史のある神社ですので、もしかしたら平安時代のモノとまでは行かなくても、かなり歴史のある古木かも知れません。
古木や御神木は、その地にあって数百年、中には千年以上という永い時の中を生きている事も多くあります。
悠久の時の中で人々や世の中の移り変わりを見てきているのでしょう。
そのような事を考えながら広く美しい境内で時を過ごす事が出来た素晴らしい空間です^^
お近くにお越しの際は、ぜひ参拝されてみてはいかがでしょうか^^
という感じで今回はこのへんで失礼します。
中野氷川神社の動画
ご覧いただいたすべての人に幸運が届きますように♪
中野氷川神社のアクセスや最寄り駅
所在地:〒164-0003 東京都中野区東中野1-11-1
最寄り駅:
●都営大江戸線「東中野」駅より徒歩8分
●JR中央/総武線「東中野」駅より徒歩約8分
中野氷川神社周辺地図
【関連コンテンツ】