こんにちは
クローバーです^^
今回のパワースポット巡りは
合格祈願や学問成就のパワースポットで知られる
史跡の「湯島聖堂」です^^
【目次】
- 史跡・湯島聖堂と昌平坂学問所
- 孔子と孔子廟と湯島聖堂のご利益
- 仰高門(ぎょうこうもん)
- 入徳門(にゅうとくもん)
- 杏壇門(きょうだんもん)
- 大成殿(たいせいでん)
- 湯島聖堂と湯島天神の違い
- 湯島聖堂と神田明神(神田神社)
- 参拝を終えて
- 湯島聖堂さんの動画
- 湯島聖堂さんのアクセスや最寄り駅
- 湯島聖堂さん周辺地図
史跡・湯島聖堂と昌平坂学問所
湯島聖堂とは「聖」の字が付くことや
「堂」の字が付くことなどから
神社さんや寺院だと思われがちですが
「史跡」になります。
「史跡」というのは簡単に言えば
貝塚や集落跡、城跡、古墳などのうち
歴史・学術上価値の高いモノを指し、
国や自治体によって指定されているモノのことです。
国の「史跡」に指定されている所は数多くあり
余りイメージが付きにくいと思いますので
文部大臣からしているされている「特別史跡」の中で
有名なモノをいくつか挙げてみましょう。
「五稜郭跡」「鹿苑寺(金閣寺)庭園」
「江戸城跡」「登呂遺跡」など
誰でも知っているような歴史上価値の高いモノが
それらに該当します。
国指定の史跡は今回の湯島聖堂を含めて
ざっと1000箇所以上はあります。
今回の湯島聖堂さんは5代将軍の綱吉公が
「儒学」の振興を図るために湯島の地に
儒学の祖である「孔子」を祀る「孔子廟」を
創建したのが始まりです。
その後、
1797年に幕府直轄学校の「昌平坂学問所」を設立し
「日本の学校教育の発祥の地」と言われています。
ちなみにですが「昌平坂」という命名は
孔子の生まれ故郷の「昌平郷」からきています。
孔子と孔子廟と湯島聖堂のご利益
孔子とは春秋時代末期の思想家で
儒学の開祖としても知られてます。
孔子と弟子たちとの問答をまとめた「論語」が
大変知られています。
また身長が9尺6寸と言われ、
なんと216センチもあったという事です。
氏は「孔」で名は「丘(きゅう)」で
字は「仲尼(ちゅうじ)」です。
「孔子」の「子」というのは
「先生」という意味になりますので
「孟子」「荀子」などがみんな同じ名前。
という事ではありません。
孔子廟とは、その孔子をお祀りしている霊廟です。
ちなみに上の写真の孔子像は
「孔子の銅像」では世界最大だそうです。
湯島聖堂のご利益は孔子をお祀りしていたり
「日本の学校教育発祥の地」と言われている所から
「合格祈願」や「学問成就」のご利益で知られています^^
仰高門(ぎょうこうもん)
「仰高」というは
「顔淵喟然歎曰、仰之彌高、鑽之彌堅。」が
由来とされていて、意味は
顔淵という人が
「孔先生の徳は仰げば仰ぐほどに益々高く、
その意志は切り込めば切り込むほどますます堅い。」
と、溜め息まじりに言ったのだそうです。
入徳門(にゅうとくもん)
「入徳」とは
朱熹の「大学章句序」
「子程子曰、大学、孔子之遺書而初学入徳之門也。」
というのが由来です。
意味は程明道と程伊川のお二人の先生は
大学とは、
孔子とその門下の遺書のようなものであり、
初学者が徳の道に進もうとする時の門である。
とおっしゃった。という意味です。
杏壇門(きょうだんもん)
杏壇とは、学問所や学問を教えるところを指し、
元々は孔子が学問を講じた壇の周りに
杏(あんず)の木があった。
というところから来ています。
大成殿(たいせいでん)
大成とは孔子廟の正殿の名称で
「孔子聖之時者也、孔子之謂集大成、集大成也者、金聲玉振之也。」
から来ています。
意味は
「孔子は聖の時を知る者で
孔子とは、これらの聖人の道を
集大成したものと言うべきだ。
集大成とは、
音楽で喩えれば金声と玉振をあわせて持つようなものだ。」
という事です。
ちなみに「金声」とは「鐘などの音色」のことで
「玉振」とは「玉を振るような美しい音色」のことで
「金声玉振」という四字熟語もあります。
また、大成殿は毎週土日、祝日、お正月の
朝10:00より大成殿の中が公開されています。
湯島聖堂と湯島天神の違い
湯島聖堂さんは今までの話の流れで
お分かりいただけたと思いますが
孔子をお祀りしていたり
日本の学校境域の発祥の地であります。
湯島天神さんは「天神」さまです。
天神様とは菅原道真公のことで
今では「学問の神さま」として知られる道真公は
元々は「雷公」とも言われる「怨霊」でした。
そもそも「天神」さまが
「天変地異を起こす」とか「雷を落とす」
という神さまとされていて
かつて道真公は「三大怨霊」の一柱でした。
寺子屋が出来てきた江戸時代頃から
「天神様=学問の神様」と言われるようになった。
という説があります。
そのように湯島聖堂と湯島天神は
「合格祈願」や「学問成就」で知られていますが
お祀りされている神さま(孔子は神様かな??)が違いますし
「史跡」と「神社」ですので
まったく別のモノという事になります。
湯島聖堂と神田明神(神田神社)
湯島聖堂さんのほど近くに
神田明神(神田神社)さんがあります。
先ほどの湯島天神さんのところでもお話しましたが
神田神社さんは「神社」さんで
湯島聖堂さんは「史跡」ですので
湯島天神さん同様に関係がないように思います。
ですが、孔子をお祀りする祭典の時には
江戸時代には春と秋の2回、
現在では毎年4月の第4日曜日に
神田神社の神官さんによって執り行われています。
参拝を終えて
湯島聖堂に行きますと大きな孔子像に驚きます。
「世界最大のブロンズの孔子像」なのですが
サイズが極端に大きいというワケではないのですが
何と言いますか、威圧感というか「存在の大きさ」を
とても感じることになります。
大成殿をはじめ、
厳かな雰囲気がとても印象深いです^^
また付近には神田明神や湯島天神などの神社さんや
ニコライ堂などもあります。
ニコライ堂と湯島聖堂を結ぶ橋として
「聖橋」と命名された橋もあります。
湯島聖堂さんだけではなく
付近の場所も一緒に回ってみると
いいかも知れませんね^^
今回は湯島聖堂さんの動画を作りましたので
良かったらご覧ください^^
湯島聖堂さんの動画
ご覧いただいたすべての人に幸運が訪れますように♪
湯島聖堂さんのアクセスや最寄り駅
〒113-0034 東京都文京区湯島1-4-25 湯島聖堂内
TEL:03-3251-4606 FAX:03-3251-4853JR御茶ノ水駅 徒歩2分
東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅 徒歩2分
東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅 徒歩1分
関連サイト:史跡湯島聖堂|公益財団法人斯文会
湯島聖堂さん周辺地図
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