こんにちは
クローバーです^^
今回の引き寄せの法則と潜在意識の法則は
人間学のお話で「利他の心」です。
【目次】
利他心、利他主義
あなたは「利他の心」という言葉を
聞いた事はあるでしょうか?
漢字から察するに、
何となくのイメージが湧く言葉でもありますね。
言葉としては
「利他心」や「利他主義」などの方が一般的です。
「利他心」というのは、辞書的な意味で言えば
他人の利益を重んじ、他人が利益を得られるようにと振舞おうとする心。
という事ですし、
「利他主義」というのは、同じく辞書的な意味では
利他主義とは、自己の利益よりも、
他者の利益を優先する考え方。対義語は利己主義。
という事になります。
自分の利益よりも他人の利益を優先に考える事は
思っている以上に実際にやってみると難しいモノです。
私自身、日頃、出来る限り意識はしては見ても
いつも、どんな時でも意識出来ているかというと
そこまでは言い切れませんし、
実際には出来ていないと思います。
今回のお話は2010年に事業会社として
戦後最大の負債総額、2兆三千億円を超え、
経営破綻した日本航空(JAL)を
わずか1年で黒字化に導いた稲盛和夫氏を語った
日本航空の元副社長の佐藤信博さんと
京セラの元常務の大田嘉仁さんとの対談からです。
【素戔嗚神社の手水舎】
稲盛和夫さんのJAL再建の三つの大義
稲盛和夫さんと言えば
京セラやKDDIを創業し、
日本を代表する経営者の一人です。
その稲盛さんが
「成功する確率はほぼゼロ」と言われる中で
経営破綻したJALの再建をするために
会長就任してから再建するまでのお話です。
初めはJALの再建に興味を示さず、
固辞していたそうなのですが、
JALの再建には「3つの大義」があるとして
会長就任を引き受けたそうです。
その3つの大義とは次の通りです。
三つの大義というのは、
一つ目が、再建を通じて不振を極めていた
日本経済に明かりを灯すこと。
二つ目は、残された社員の雇用を守ること。
三つ目は航空業界に健全な競争環境を維持すること。
この三つの大義に照らして
稲盛さんは「成功する確率はほぼゼロ」と言われる中で
その再建に尽力されたのです。
多くの人は「大儀」とは言え、
多額の報酬をもらっているのだろう。
と思うかも知れません。
ですが、この時の稲盛さんは
「年(年齢)も年なので週3くらい」という形ですが
なんと無報酬で引き受けたそうです。
もちろん、無報酬だからと言って手を抜く事はなく
先ほどもお話したようにJALは1年で黒字化に導き、
2年目で再上場を果たすまでに再建したのです。
【素戔嗚神社の拝殿】
社員に対する愛情
その再建の過程で
「リーダー教育」が行われたそうなのですが、
その勉強会で佐藤信博さんが最もインパクトを受けた事について
次のようにお話しています。
やっぱり「利他の心」ですね。
稲盛さんのお話にはJALグループの社員に対する
深い愛情がひしひしと伝わってくるんです。
「利他」という言葉はそれまで聞いた事もなかったのですが、
「君は誰のために仕事をしているんだ?」と
問いかけられた時には、
それまでいかに自分勝手な仕事をしていたかを
思い知らされました。
そして、
佐藤さんは次のようにもお話しています。
稲盛さんのJALの皆さんに対する深い愛情は、
私も強く感じていました。
もう八十に手が届こうかという高齢にもかかわらず、
誰もが失敗するという困難な仕事を無給で
引き受けられたわけですし、
稲盛さんの日々の言動の一つひとつには、
何としてもJALを救いたいという思いが溢れていましたね。
私自身、自分を振り返ってみて
「利他」というモノを意識して
仕事が出来ているだろうかと言われたら
さきほどの佐藤さんと同じく
「自分勝手な仕事をしている」と言えるかも知れません。
更に言えば、周りのスタッフや
会社の人たちに対して「深い愛情」があるかと言われれば
そこまで意識していなかったかも知れません。
今まで意識していなかった事を
いきなり完璧に意識することは難しいかも知れませんし、
当然のことながら稲盛さんのような
偉業を成し遂げる事は出来ないかも知れません。
ですが、「小さな利他心」を持つことならば
私にも出来るのではないかと思います。
小さな利他心を持つ
周りの人に対して愛情をもって接したり、
自分中心の考えではなく、少しでも相手の事を考えたり
相手の立場に立ってみて考えたりすることなら
出来るのではないかと思います。
それらの事は
引き寄せの法則や潜在意識の法則では
「愛の波動を放出する」とか「愛を掛ける」
というような言い方をします。
周りの人たちに愛を掛けたり、
自分の利益よりも他の人の利益を考える事は
なかなか難しい事かも知れませんが、
その事を理解して実践している人が
成長し、成功して行くのかも知れません。
あなたは自分の利益よりも
周りの人の利益を考えて行動することは出来るでしょうか?
私自身も「出来る!」と言い切ることは
現時点では難しいかも知れませんが
いつもその事を意識して行動していこうと思います^^
そして、その先に何が見えて、
何を得ることができるのかを知りたいと思います。
私の願いの一つに
「このブログを通じて多くの人を成功と幸福に導く」
というモノがあります。
あなたが「利他の心」を意識して日々を送ることで
あなたの望んだ通りの人生を得ていただくことが
私の願いでもあるのです。
という感じで今回はこのあたりで失礼します。
素盞雄(スサノオ)神社~Susanoo Shrine- Tokyo~
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